駆ける…キミト共に

――9――

―――
――


少し、気分が晴れてい無いのは
事実だった。

来月に、三波から初公判があると告げられた。

格別驚く事は無かった。
しかし、複雑な事情が絡み合って

一つの螺旋を描いているのだけは
容易に想像出来た。

社長も証人として、法廷に立つのであろうか…

あの人の事だから、それは無いだろうが、
やはり、少し心配だった。
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