駆ける…キミト共に
城山は、取り立てて疑問に思う事は
無かったので

そのまま
「何も、ありません」

と答えた。

検察官からは、独特のいやらしさが
出ていなかった。

そして、名刺を渡し
窓越しに話し掛けて来る。

「申し遅れました。
私、今回の裁判で
検察官を務めさせて
頂きます、
柴原です」
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