駆ける…キミト共に
「教えてくれ、
誰が…原告なんだ」

柴原は、何処か満足していた。
そして、真剣な目つきで

「涼子さん…ですかね?」

「何でそんな曖昧なんだ…はっきり話してくれ!」
ガラスを割らんばかりの
形相で、身を乗り出していた。

「まぁ、落ち着いて下さい。
私も話は、全て伺っていますから」
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