駆ける…キミト共に
「あんた……

柴原とか言ってたなぁ。

なら、あなたに聞こうか!
あんたは…あんたは
俺と涼子の何を知ってるって言うんだ……」

始め、勇んで叫んだ猛獣は
やがて、元の姿が
清らかだった事を…

思い出していた。

「ぱぱ、もう
こんな ことは よそうよ?」

そんな事を、言ってる気がして

途中から、意気消沈とした。
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