駆ける…キミト共に
それから、
城山は毎日、ほぼ
決まった午前中に

検察官から、事情聴取をされた。

弁護士は、密かに
涼子が依頼して
立てているらしい。

名前を 樋口
と言った。

気の良い人である。

裁判の日は…もう…直ぐ近くまで来ていた。

その、前日。
面会時間のギリギリに
樋口は駆け込んで来た。
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