駆ける…キミト共に
双六で、振り出しに戻る事を
普通は嫌うが、

城山は、振り出しに戻る為に
何度も、賽子を

この留置期間中に降り続けた。

護送、と言うのも大層だろうか。

裁判所への道すがら、いつか見た光景が思い浮かんで来る。

その光景は…
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