駆ける…キミト共に
「ま、取り敢えず
それとそれと。
昨日寝れなかったんでしょ?

今から寝たら?
座りながらだけど」

不意を突かれた。

「はぁ?俺は被告人だぞ?」

「だから気張ると厄介なの!
早くして!

僕は、涼子さんに挨拶して来るから」

と言って、樋口はドアノブをゆっくりと回した。
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