駆ける…キミト共に

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後ろが、とても
騒がしい。

やがて、今回の裁判官が入廷して来る。

臨場感のあるコンサートにでも
招かれた様な空間で、
木製の木槌がそれをさらに醸し出していた。

周りは、それこそ
木槌の様な薄茶色で
後ろはと言うと、
被告人席から
見えなかった。

と言うより、見たく無かった。
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