駆ける…キミト共に
「あの人ね、いっつも ああいう風に
説教したりするんすよ。
もう、定番でさ
署内も慣れっこ って訳」

三波は、聞こえていたのだろうか
一つ頷いて、手錠を島田に投げた。

「一応、ここは署内になるので
形式的にこれを」
と、島田が
少し遠目に言った。

パトカーから降りると、そこのトレードマークみたいなのが
見て取れた。

かなり崩してある字なので、読み取る事は不可能だったが

署の案内板、の所に署の名前があった。
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