駆ける…キミト共に
段々、仕事にもなれ
城山らしさを出していける事になった。

お年寄りは城山の心境を聞き
「大変ですねぇ…ほんに。因みにウチの子は…」
だなんて話掛けて来てくれたり

小さい子にも
「子供いるの?」
と、聞かれたりした。
若者でも
真剣に耳を傾けて、逆に必死になって相談に乗ってくれたりした。

そんな仕事や、微笑ましい家族を見るのが好きだった。

そして、その微笑ましい光景に
自分たちを重ね合わせてさえいた。
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