駆ける…キミト共に
そこで、城山はふっと我に帰った。

「……はぁ。俺は何をやっているんだ…」
そう、溜め息を一つ付いて

自分がまだ玄関で靴を脱ぎ掛けている
事に気付いた。

が、しかし
元々小さい部屋なので
特に部屋が暗いと直ぐに、留守番電話のランプが
点滅している事に気付く。

取り敢えず、一先ずは
その留守録を聞いてみる事にした。

「…あぁ。私だ。
とても済まないんだが…明日、朝に予約が入った。
そこで悪いが、君にこの仕事…頼め無いかな?
取り敢えず、私は一日中いるので、いつもより、何時間か早く来てくれないか?」
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