駆ける…キミト共に
「そう?
そう思ってくれてるなら、
嬉しいなー」

と言って、卓が開けているドアを完全に
抜けた。

「じゃあ、見送りはここで良いから!
じゃあね…」

(携帯の番号くらい…教えてくれても
良かったのに)
と思いつつ、中に入ろうとすると

先程の悲惨な現実が自分を襲った。

「死んだ…死んだ…嘘だろ?
そうだ!葬儀は、って
こんなんじゃ、やれないな…」

と、先程の事がフラッシュバックで思い出される。
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