駆ける…キミト共に
自殺を自殺と思われたく無かった。

しかし、もしもこの通りに行くならば…

城山は、疲弊したまま帰って
またしても社長に仕事を突き付けられ

そのまま、会社に向かうも
過労の為か、ハンドルを誤り…死ぬ。

このシナリオ通りに行けば、社長は罪に問われるだろう。

ライトを付けずに行けば、尚 死に易いかもしれない。

そう考え、城山は、再び車に戻って行った…

不覚にも、その時の城山の目は
二度目の輝きを

静かに醸し出していた。
< 9 / 271 >

この作品をシェア

pagetop