STORIES


そのまま何も答えずに、一郎を見つめていた。


『なあ…俺これからどうしたらいいと思う?』


一郎は確かにやってはいけないことをしてしまった。

だけど

「そんなこと言ってても、過去は、結局、過去でしかないから…。」


「今からだよ、変わるのは。だから…一郎らしく、歩いてったらいいんじゃない?」






『うん。』

そう言って一郎は、泣いているように見えた。



end
< 20 / 24 >

この作品をシェア

pagetop