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見えない敵


私は"高村浩一"が好きだ。
性格や容姿はもちろん、彼の仕草や行動まで、一つ一つを愛しく思う。

全部を含めた"彼"が好きなのだ。


「高村先輩。今日も、待ってていいですか?」

『あー…部活あるし、遅くなるぞ?いいのか?』

「はい!もちろんです。図書室で待ってるので、終わったら電話してくださいね!」

『ん、了解。』


優しく笑って、頭を撫でてくれるところも好き。


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