ギターとアナタ
「ねえっ、祐希〜?もうバス来るよ〜」
「あーうん」
そう。大切にしたい人。
高梨まゆう(タカナシマユウ)。
僕の幼馴染み。
黒いサラサラの髪の毛と
まん丸の目は昔から
全然かわらない。
「なんか緊張してきた〜!祐希〜友達出来るかな?」
「出来るよ…たぶん。」
「超説得力ないし。」
僕とまゆうは今日からも
同じ高校。
僕は余裕だったんだけど、まゆうは相当努力して
この高校に入ったみたい。