恋する*バッテリー。


意味ありげに聞いてきた



私は急かすような
深く綺麗な瞳に
吸い込まれそうになった



コクん


気づけば促されるように
頷いていた



「じゃコイツ借りるぞ」

その人は私の手を取り
さゆちゃんに聞いた

「えぇ?!」

さゆちゃんは?!

私はさゆちゃんを見る

「どうぞ♪ご自由に♪」


さゆちゃんは飛び切りの
営業スマイルを向けていた

ちょっ!さゆちゃん?!






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