恋する*バッテリー。


龍…


解ってたんだ…


気にしてくれてたんだ…


私が夏の選抜選ばれなかった事…


夏の試合は二人でマウンドに立つ…


って約束覚えててくれてたんだ…


「…っ…うっ…私…頑張るから…龍に…追いついてみせるから…っ…」


私は溢れてきた涙を堪えて、龍に笑ってみせた


「おぅ、俺のバッテリーはお前だけだ」

龍は同じように笑って返してくれた

大きな手で私の頭をくしゃっとさせながら


「ぅわーーーーーーん」

「泣き虫」

私は思い切り泣いた

ていうか、喚いた

龍の腕の中で。





"きっと大丈夫。"






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