いいから私の婿になれ
真琴の背中を睨むエリアル。
揃えられていた手のうち、右手の方がユラリと持ち上がったかと思うと。
「っ!?!?」
黎児の目の前で、その指先が赤く発光し始めた。
キィィィィン、と微かな収束音。
それを。
「っおいっ!」
黎児は慌てて押さえつけて止めた。
「っ…ご主人様?」
驚いたように見つめ返すエリアル。
黎児は周囲を素早く確認して、誰にも目撃されていないのを確かめると。
「ちょっと来い!」
エリアルの手を引き、狭い路地へと駆け込んだ。
揃えられていた手のうち、右手の方がユラリと持ち上がったかと思うと。
「っ!?!?」
黎児の目の前で、その指先が赤く発光し始めた。
キィィィィン、と微かな収束音。
それを。
「っおいっ!」
黎児は慌てて押さえつけて止めた。
「っ…ご主人様?」
驚いたように見つめ返すエリアル。
黎児は周囲を素早く確認して、誰にも目撃されていないのを確かめると。
「ちょっと来い!」
エリアルの手を引き、狭い路地へと駆け込んだ。