心 [短編]
祐介は私より2つ年上。


小学校の時近所でよく相手してもらっていた。


今は働いていて一人暮らし。


「――って、聞いてんのかよ!?」


「あっ。ごめん。聞いてなかった。」


「――なぁ…」


「!!」


私の手に祐介の手がそっと重なる。


「…俺、ずっと麻耶が好きだったんだ。」


そう囁くと顔が近づき、唇が重なった。


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