心 [短編]
私は家に着くと、さっさと着替えて夕暮れの街に向かった。


ほぼ毎日クラブに出掛ける。

暇潰しのつもりだったけど、やっぱりつまらなかった。


それでも家にいて親の顔を見るよりかはマシかと思って向かう。


「麻耶!」


クラブの入り口で祐介が軽く手を挙げる。


< 7 / 48 >

この作品をシェア

pagetop