舞い降りた天使と悪魔
「兄ちゃん、元気そうだった?」
「えぇ、それはもう!」
私を殺すと豪語したぐらいにね‥
私は、あまりに眩しい笑顔に後ろめたさを隠して答えた。
「そっか‥生きてるんだ‥っ!
‥会いたいな‥」
何年も会ってないんだよね‥
あんな悪魔でも‥兄弟思いだったのかな‥?
こんなに好かれてるのに‥
ハルク‥貴方はどうして、兄弟を置いてきぼりにしてまで悪魔になったの‥?
「ねぇ、ユーリ兄ちゃん!
兄ちゃんを連れ戻して!!」
「もちろんだ」