舞い降りた天使と悪魔
▽side:Yuri
皆が寝静まった夜。
時計を見ると、午前2時。
寝息を立てる三人は、とても幸せそうに寝ている。
「‥歳を取ったな、俺も」
窓に背を預け、外の月を見た。
‥シュバルエ家に書かれていた、あのマーク。
どこがで見た事があると最初思ったが‥
アレは‥‥‥
「魔族の目的とは‥‥
もしかして‥‥」
サタン復活‥‥
それしか今のところ、考えられない。
アイツ等はその生贄という事か‥?
「ノエル‥‥」
悔しさだけが込み上げた。