舞い降りた天使と悪魔
▽side:Haruku
―魔界―
「魔王!!」
俺は手紙と写真を握り締め、魔王のところへ乗り込んだ。
二級兵に止められたりしたがそんなのに構ってられるほど、俺の怒りは小さなものじゃなかった。
「‥読んだのか」
目の前の高い位置に堂々と座っているこの男。
コイツこそが、俺の怒りの元凶だった。
「あぁ、読ませて貰ったよ‥
んだよ‥この手紙とこの写真‥っ」
「私のやり方だ。
お前が反逆を起こさないようにな」
「‥反逆‥だと?」