舞い降りた天使と悪魔
▼Take5
「‥‥‥‥‥」
ユーリとハルクが接触してから数日が経った。
ユーリは、あの日以来、元気が無くなった気がする。
「ユーリ‥ちょっと体動かさねぇか?」
俺は、縁側で座って半分死んでるユーリに声を掛けて、少しだけ庭で体を動かす事を促した。
「最近、知香が心配してる‥ぜっ!」
「一体、何を心配してると言うんだ」
口を動かしながら体を動かすのが、こんなにも難しかったっけ?
俺はそんな事を思いながらユーリに問い掛けた。