舞い降りた天使と悪魔

「俺は別に気にしないぞ」


「そうか‥ならば聞こう。
お前は、俺が嫌いだろう」



唐突の言葉に俺は声を出せなかった。
質問じゃなく、確定形の言葉。



「‥んだよ‥それ‥
ハハ‥っ!

ユーリ、悪いけど俺はちゃんと女の子が好きだから‥」


「そんな意味で聞いたんじゃない。
俺が‥神族が嫌いだろ?」


「‥‥‥‥っ!?」



ユーリは俺と目を合わせない。
神族‥


あぁ‥ユーリ‥お前は気付いてたのか。
< 35 / 90 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop