舞い降りた天使と悪魔

「俺はこの傷がある限り、神族を憎み続けるよ」



誓った思い。
別に神族をどうこうする訳じゃないけど、神族には俺の生き様を見せ、後悔させ、懺悔させてやる。



「それに‥俺は個人的にお前が嫌いだ」


「何故だ」



優しい口調で聞いてくる。
その慈愛が逆に腹立つんだ。



「‥俺の問題だよ‥
お前に言うのが恥ずかしいっての」



俺はふいっと顔を背けた。
チラッとユーリを見ると、その視線に気付いたのか、俺に微笑む。
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