舞い降りた天使と悪魔

「ハルクの件だ」


「アイツがどうかしたのか?」



出るとは思っていたけどな‥
まさか、いきなり来るとは。


俺は冷静になってユーリの話を聞いた。



「‥アイツが‥魔界を‥?」


「あぁ」



信じられねぇ。
自ら魔族に身を預けたハルクが、魔界を滅ぼすなんて‥



「俺は‥アイツが悪いとは思わない。
寧ろ、こっちの味方に付けるべきだと思っている」


「ま、待てよ‥
それじゃあ‥俺達は‥」
< 39 / 90 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop