舞い降りた天使と悪魔

『どーして?』


『だって‥変な力あるし‥それに』


『気持ち悪くないよ』



傷の事も打ち明けようと思った。
だけど、それは知香の言葉によって叶わない事になった。



『輝が気持ち悪いなら、私だって気持ち悪いもんっ!
首に変な目あるし‥』


『知香は‥そんな事無い‥』


『じゃあ、輝もそんな事無い!!

ねぇ!!向こうの広いところで、一緒に遊ぼっ』



知香は俺の手を引いて、走り出した。

そんな知香が‥好きだった。
惹かれていった。
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