舞い降りた天使と悪魔
「おいっ、ここを何処だと思っている!」
「るせぇ、ここにいるんだろ!?」
「貴様の様な輩、通す訳には行かん!」
セレスチナの入口に走り寄ると、そこには上級天使達が群がっている。
口論が続いてるようだが‥
どこかで聞き覚えのある声だ。
「おい、何事だ」
「あぁ、ユーリか。
いや、何か入口のとこで侵入者らしい。
しかも獣人族だと」
「獣人族?」
俺は、人込みを掻き分けて、最前列へと出た。
一人の男‥否、輝を五人掛かりで止めていた。