君の隣で
ばいばいのあと
「お母さん・・・・」
「何・・・?」
お母さんは優しく微笑んでくれた。
「私・・・わがままだね。」
なんとなく頭に浮かんだ言葉だった。
「何で?」
お母さんは不思議そうだった。
私がこんなことお母さんに聞くの初めてだったからかな・・
「・・・・・」
言いたい気分じゃなかった。
なんか頭が痛くて体がだるい。
「もう、しゃべんないで寝てなさい。
気分悪いでしょ?」
お母さん・・・・
お母さんは優しいね。
私が体調悪いの分かるんだね。
やっぱりお母さんなんだね。
何も聞かないでそっとしておいてくれて、
ありがとう。
でもね、私自分が嫌になっちゃた。
疲れちゃった。
「またご飯、もってきてあげる。」
そう言い残してお母さんは部屋を出た。