君の隣で


「・・・・・朝陽の馬鹿・・」

頭に浮かんでくるのは朝陽ばっかり。
私、こんなに洗脳させられてたの?!
ってぐらい。

朝陽、会いたいよう・・・
でももし会ったら
きっと私はわがままになってしまう。
もっともっともっともっと
わがままになっちゃうのかなぁ・・

私にとって朝陽はこんなにも大きい存在だったなんて、
今知ってもなんにならない。

結局この日も私は朝陽のメアドを眺めてばかりだった。


頬を伝わる涙・・・・・・・・
朝起きたら枕はびしょびしょだった。


今日も学校をサボろう。
学校にはしばらくの間行きたくないっ

ピーンポーン

下から音が聞こえた。
朝陽かなぁ・・・・・
朝陽だったらどうしよう・・・


コンコン

「・・・・・・何?」

「なちか~?
 お友達きてるわよ~?」

お母さんは男でも女でも
彼氏でもみんなのことをとりあえず

"お友達"と呼ぶ・・・・

きっと朝陽だ・・・
私は恐る恐るドアを開けた


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