君の隣で
「朝陽っ!帰ろ?」
「うん・・・・」
やっぱり朝陽、朝から元気なかったんだ・・・
聞いてあげたいけど、なんて聞けばいいかわかんいよ・・・
あっという間に--------
私の家についてしまった。
ガチャ
「どうぞ。」
鍵を開けて先に朝陽を家に入れる。
靴を脱いで、2階の私の部屋へと向かう。
「なちの部屋、久しぶりだね!」
朝陽は無理にあたしに笑顔をつくっている・・・・
何かあるなら言って欲しいのに、
相談してよ、朝陽・・・
「ねぇ、朝陽?」
「ん?」
「何か言ってよ・・・」
「何かって・・・?」
私を頼りにしてくれない朝陽がなんか寂しくて、
遠くに行ってしまうみたいで、
はやいうちに朝陽をちりもどさなくては!
と、心が訴えていた。
「朝陽今日変だよ?
元気ないし、
無理に笑顔つくってるし・・・」
「・・・・・・」
朝陽はだまってしまった。