思い出は消えない
いきなり萩夜が

「ちょっと待って!」

って、私の腕を引っ張った。

「なに?」

「今来ると思うんだけど…。」

「え?誰が?」

「あ!来た来た!沢斗!おせーよ!」

「……なんで?」

「沢斗にこの話したら、一緒に行きたいって!」

「沢斗くんも早く乗って!」

(てか、お母さんも軽く乗せすぎでしょ!)
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