思い出は消えない
帰り際、私達は

水族館の中にあるショップに寄った。

「これかわいくね?」

萩夜が私に見せたのは

小さいクリオネが付いた

携帯のストラップだった。

「それにしよっか!青とピンクあるじゃん!色違いにしようよ!」

「そうだな!」

「俺もそれにしよっかな〜。…」

「お前はまってくんなよ!お前はこれで十分だよ!」

萩夜は、

私達にはまってきた沢斗に

イルカのぬいぐるみを渡した。
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