思い出は消えない
「…さてと!俺もそろそろ帰るか!」

「もう帰るの?もう少しいればいいのに。」

「俺、邪魔だろ?2人でゆっくり話せよ!」

沢斗は私の耳元で言った。

(ありがと、沢斗!)

私は心の中でそう思い、

沢斗にニコッとした。

「じゃあな萩夜!明日また来っから!」

「……おぅ!」

萩夜はかすれた声で

沢斗に返した。
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