思い出は消えない

学校

あれから1ヶ月。

羅夢は退院した。

「真嬉、毎日来てくれるのは嬉しいけどさ。学校行ってんのか?」

「学校終わってから来てんじゃん!」

「この前、昼頃に来ただろ?あの看護婦が言ってたぞ。」

「…//バレたか。だって、萩夜のことが気になって…。」

「俺は大丈夫だから、学校だけはちゃんと行け!…俺、去年からずっと行けてねーから…。
てか、真嬉って学校どこ?」

「えっと〜……。晴野(はるの)高校だけど。」

「……晴野!?…ゴホッ、ゴホッ…わりぃ。真嬉、晴野なのか?俺と同じだったのか!」

「えっ!?萩夜も晴野なんだ!!」

「おぅっ!!」
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