思い出は消えない
「萩夜〜。大丈夫?」

「……真嬉か…。さっき…発作きた…。」

「そっか。じゃあ、寝てなきゃね。真嬉の友達が、萩夜に会いたいって、ここに来てるんだけど。」

「…だれ?」

私は羅夢を前に出した。

「………真嬉の友達の羅夢です。……よろしくお願いします。」

「はは…。そんな固くならなくていいよ…。俺は萩夜。呼び捨てでいいから!」

萩夜はニコッって笑った。

「じゃあ、ちゃんと寝ててね!」

と言って、

私は羅夢と家に戻った。
< 39 / 157 >

この作品をシェア

pagetop