思い出は消えない
「真嬉ね…。発作起きてるときの萩夜見て、ビックリしちゃって…。何もできなかった…。あんな大きい発作見たの、初めてだったから…。」

「…そりゃあ、ビックリするよ。俺だってビックリした…。あんな発作…めったにおきねーもんな…。
ビックリさせてごめんな…。」

「…これからは、萩夜のこと、ちゃんと見てるから!」

「…よろしくな!」

そう言って、

いつもの笑顔を見せた。

看護婦さんが点滴を変え終えた時

私を呼び出した。
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