もしも私に魔法が使えたら【短編集】


「え?どうかした?」

「なんでもない!」

「ふぅん、そっかぁじゃあまたね!」

「うん」

私は結局そのプロフィールは家で書くことにしてその日は帰った。

それでお祖母ちゃんに言ったんだ。

そしたら

『お前は優しい子だね。
だけどね、その人たちにはその人たちの幸せがあるの。』

って。

私にはまだよくわからないな。

『それにこの紙切れなんかにそんな良いこと書いたってつまらないよ』

って……。

そうなのかぁ。
つまらないの?

私は面白いと思うのに。

変なのー。

そう言ったらきっとまた皆変変って言うんだろうな。

きっとあの私が大嫌いな人たちが幸せになれば私のこと相手にしないかな?

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