タッパーにつめた恋
「そういやナツ今日
入部したんでしょ?
マネージャー。どうだった?」
ユッコが聞いてきた。
「うん、楽しそう!
エミっていうユッコと同じ
クラスの子と一緒なんだぁ。
中学の時お互いバレー
してたから気が合いそう!」
思ってたよりも野球部は
優しそうな雰囲気だった。
先輩のマネージャーさんは
すごく美人だった。
一緒に入部届を出したエミとは
意気投合してすぐに
仲良くなった。
エミは小柄でショートカットで
活発な感じの子だ。
「てかてかタクヤに
メール送りなよ!!」
ショウがせかしてきた。
あ…そういや昨日
寝ちゃって返信してないや。
タクヤにメール送ってみよ。
Sub:無題
ごめん昨日寝てた~
Sub:Re
全然いいよ
マネージャーなったんやろ?
これからよろしく
タクヤは返信が早く
メールは長続きした。
メールの内容は好きな人が
いるかいないかの話だった。
なんとなく脈アリ!?と
どきどきした。
自室に帰って1人だったから
話がしたくなって
ショウの部屋に行くことにした。