タッパーにつめた恋
「ショウ聞いてーっ!
やばいやばいやばいっ!!
タクヤとメール続いてて
好きな人の話になってる~。」
ショウの部屋には
ユッコとミヅキがいた。
「えっやば~!!
絶対付き合えるやろ!!」
ショウがにやにやしている。
部屋には怪しい雰囲気が
流れていた。
「ナツおめでとう。」
ユッコがにやにやしながら
言ってきた。
「ショウちゃんがタクヤと
メールしてナツに告白しろって
めっちゃ言うたんや~。
やからナツもうすぐ
コクられるで!!」
ミヅキが嬉しそうに
言ってきた。
「えっ!?どうしよっ!!マジ!?
だってまだメールし出して
2日だよ!?
タクヤのこと
あんま知らないし…。」
「いやタクヤいい人やって!」
「顔もまだましでしょ~。」
3人に勧められますます
悩んでくる…
タクヤかっこいいと思うし
付き合っても損は
ないと思う…。
けどちゃんと性格知らないし。
中学の時3年間片思いした
相手は野球部で性格が
本当によかった。
結局叶わなかったけど…。
だけど今ここで
性格をちゃんと知らない人と
付き合っていいのかなぁ…。
その時私のケータイの
着信音が鳴った。