タッパーにつめた恋



するとすぐ後ろから先生の
厳しい声が聞こえた。


「化粧は禁止よ!!」


振り返るとチヨに向かって
先生が険しい顔で見てた。


「化粧なんてしてません。」


チヨはあっさり言い切った。


"うわ~先生に早速反抗とか
チヨやるなぁ"

少し言い合ってから
先生がチヨに向かって


「明日からはしてこないように。」


と言ってチヨの点呼は終わった。

「チヨ大丈夫?」



「チヨ、よく間違えられるけど
ほんとに化粧してないんだよ。」

そう言ったチヨの顔を
のぞきこむと確かにラインは
引いてなかった。


「やばっ!!チヨのまつ毛量多くて確かにラインみたい!!」


「でしょ~!!」


初めはチヨは
おとなしそうな子だと
思ったけどよかった、
仲良くなれそう!

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