ゴールデン･メダル

４０キロを越え、二人はグラウンドに入ると、世界中からの大歓声が二人を包んだ。



彼らが最終コーナーにはいると、人々の興奮は頂点に達した！



そして、次の瞬間会場は静まり返る。



何千万の会場の中、物音しない静寂がそこにあった。



グラウンドの一人が、ゴールテープ直前で止まったからだ。


後ろからもう一人が追いついた。



グラウンド上の選手二人は、手をつなぎ、会場に向かい深々と礼をし、同時にテープを切った。





静寂は終わり、会場の人々は興奮が爆発し、立ち上がり賞賛の拍手を送った！



その音はいつまでも会場に響き続けた。