恋するマッシュルーム

ねぇ…それって酷すぎない?


いくらなんでも…ねぇ?


こんなクソキノコ彼氏を持った私は、果たして幸せと言えるのだろうか?


なんて、そんな疑いまでフツフツと湧いて来たけれど…



『まぁ、つまりはどんなオマエでも好きって事だ。』



そんな風に、この毒キノコに自信ありげに宣言されて、


ほんのちょっとだけ、心に喜びの花が咲いた気がした。


ったくコイツは…そんな自信アリアリに言われてもねぇ…。


全く嬉しくないかと言えばウソになるけどさ。


そこには手放しでは喜べない何かがある…。


だけど、仕方がないんだ。


それがコーヘーだもの。


私が好きになったコーヘーだもの。


私がどんなコーヘーでも愛してるように、コーヘーもどんな私でも愛してるらしいから。


だったら、フェアだからいいよね?


何かちょと悔しい気もするけど、まぁ良いか。


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