恋するマッシュルーム
ますますパニくる私に、
『脱がせなきゃ出来ねぇだろうが。』
相変わらず不機嫌で横柄な態度で言うコーヘー。
…はぁっ!?
何が??
「出来ないって…何が?」
何なの?もう意味が分からない、ワケが分からない。
ニヤリと瞳に妖艶な笑みを浮かべたコーヘーに、ゾクッと嫌な予感が走る。
『風呂入ったのに気づかねぇのかよ。』
気づかないって…何が?
はっ!
もしかしてこの赤い斑点!?
この赤い湿疹を見たの??っつーか、コレ見る為に脱がせたの!?
「まさかまさか…私の湿疹見る為に脱がせたの!?」
何でコーヘーが見るの?
意味分かんねーよ、何でコーヘーが私の湿疹確認すんだよ。
思いっ切り眉毛を八の字にして見つめてやる。
『バカか…?湿疹じゃねぇだろ。』
そして私の何倍も眉をしかめて言い返すコーヘー。