恋するマッシュルーム

ますますパニくる私に、



『脱がせなきゃ出来ねぇだろうが。』



相変わらず不機嫌で横柄な態度で言うコーヘー。



…はぁっ!?


何が??



「出来ないって…何が?」



何なの?もう意味が分からない、ワケが分からない。


ニヤリと瞳に妖艶な笑みを浮かべたコーヘーに、ゾクッと嫌な予感が走る。



『風呂入ったのに気づかねぇのかよ。』



気づかないって…何が?


はっ!

もしかしてこの赤い斑点!?

この赤い湿疹を見たの??っつーか、コレ見る為に脱がせたの!?



「まさかまさか…私の湿疹見る為に脱がせたの!?」



何でコーヘーが見るの?

意味分かんねーよ、何でコーヘーが私の湿疹確認すんだよ。

思いっ切り眉毛を八の字にして見つめてやる。



『バカか…?湿疹じゃねぇだろ。』



そして私の何倍も眉をしかめて言い返すコーヘー。

< 60 / 195 >

この作品をシェア

pagetop