恋するマッシュルーム
だけどもだけど…意地悪く開いたコーヘーの唇は、更にとんでもない言葉を零した。
『オマエとヤッた。』
「………ッ!?」
『オマエを抱いた。』
「………ッッ!?!?」
『オマエとセックスし…』
「だぁぁぁ~~!もう言わんでいいわっ!!!!」
何回も言うなキノコ野郎!!!!!
マジ最低!!!
マジ有り得ない!!!
コイツは女なら誰でもヤんのか!!?
よりによって幼なじみの私でも!?
『マジ…有り得ない!』
本当に有り得ない。
有り得なさ過ぎる。
頭と心は、そんな事有り得ないと必死に否定しているけれど、
この赤い斑点のついた身体は、
倦怠感のある身体は、
下腹部に違和感のある身体は、
ソレが嘘だとは、どうしても思わせてくれなかった。