恋するマッシュルーム

『オマエも一応女だろ?』



…クソヤロー!!!


サイテーサイテー!!!!


死ね毒キノコ!!!


オマエなんか除草されろ!!!!!



「サイテー!サイアク!今すぐ死んで!!」



女の敵っ!!!



『あ?オマエが泥酔すんのが悪いんだろうが、男と同じ部屋に泊まって何も無いワケねぇだろ。』



はぁ!?


つか、



「コーヘーが私を勝手に担いで帰ったんじゃない!」


私はこんな毒キノコの巣窟になんて泊まりたかなかったわよ!


しかも前後不覚な私にハレンチ極まりない事しやがって!



『簡単にお持ち帰りされるオマエが悪いだろ。しかもオレが連れ帰ってなきゃ、あの居酒屋に放置されてたぞ。』



そ、そそそそりゃ泥酔した私も悪いさ!


終電間近で酔い潰れてるビッグな私を、ミニーな友達が連れて帰れるとも思わないけれど、


だからってだからって、連れて帰って、


何もヤらなくてもいいじゃない!!

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