恋するマッシュルーム

コーヘー…


早く…


退いてくれ。


オイ、


コラ、


キノコ…


退けゴラ、


キノッピー。



そんな気持ちを込めて睨み上げてみても、ビクともしないコーヘー。


嫌な感じだ。


コレは非常に嫌な感じだ。


こんな獰猛オーラ全開のコーヘーは、もう手が付けられない所まで来ている気がする。


言葉で表現するならば…


盛っている気がする。



キノッピー…怖い!!


怪しい動きをし出しているキノッピーの手が怖い!



『カナ、嘘つくな。全部は思い出してねぇんだろ?』



え?う、うん…そうだけど。


わざわざ全部思い出さなくても良いんじゃないかな?


ここまで分かれば、もう全部思い出したも同然だし。


もう良いよコーヘー。


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