幼なじみ
「結衣ちゃん。
 好きだよ。」

「きゃっ。」



え…。



壁に押された。



先輩の顔が近い。



まさか…キス?



「目瞑ってよ。」

「え…。」

「キス…できないだろ?」

「嫌ですっ!!」


拒否しても先輩は
のかない。



「やっ…。」



あと…1センチ。



このままされたら…。



助けて…―――――。



「悠仁っ!!!!!!!」



とっさに呼んでしまった名前。



先輩の目つきが変わった。



もう…ダメだって思ったとき。



ボコっ!!!!!!!!



「てめぇっ!!
 何してんだよっ!」



うそ…。



声だけで分かる。



あたしの…大好きな人の声。




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